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ワゴンRのドアミラー故障|モーター症状と修理費用を詳しく解説

電動格納の途中で止まった黒いワゴンRの運転席側ドアミラー

こんにちは、ワゴンRラボのヒロです。

私のワゴンR MH23Sも、以前、運転席側のドアミラーが止まらなくなったことがあります。格納スイッチを操作しても、モーターだけが「ウィーン」と回り続ける状態。C-C-Bの『Romanticが止まらない』くらい、本当に止まりませんでした(笑)。

笑い話のようですが、実際に起きるとかなり焦ります。

ミラーが開かないままでは後方を確認しにくく、音を放置すればモーターや電気系統への負担も気になるところです。とはいえ、モーター音がするからといって、モーター本体の故障とは限りません。内部ギア、スイッチ、配線、自動格納の設定などを順番に切り分ける必要があります。

この記事では、症状別の原因、応急処置、ギア修理と一式交換の費用までお伝えします。部品を注文する前に読んでみてくださいね。

この記事でわかること

  • モーターが止まらない原因と症状の見分け方
  • 故障直後にできる安全な応急処置
  • ギア修理とドアミラー交換の費用目安
  • 保証延長や自動格納設定の確認方法

ワゴンRのドアミラー故障の症状とは?

不具合が出たら、「音がするか」「格納スイッチで動くか」「片側だけか」を見ます。この3点が原因を切り分ける手がかりです。

主な症状 考えられる箇所 最初の確認
モーター音が止まらない 格納ギア、内部クラッチ、制御回路 ミラー本体が動くか
ガリガリ音がして格納しない ギアの割れ、歯欠け、軸の損傷 片側だけか
無音で片側だけ動かない モーター、配線、コネクター 鏡面の角度調節は動くか
左右とも動かない ヒューズ、スイッチ、電源 ほかの電装品の状態
施錠時だけ格納しない 自動格納設定、後付け装置、キー側 車内スイッチで動くか

モーターが止まらない場合

モーターが回り続けるのにミラー本体が開閉しないなら、最初に疑うのは格納機構のギアです。モーターの回転をミラー本体へ伝える歯車が割れたり、中心部が空回りしたりすると、開き切った・閉じ切った状態へ到達できません。すると、耳にはモーターだけが働き続けているように聞こえます。

「モーター音がする=モーターを交換すれば直る」とは限らないのが、この故障のややこしいところです。音の発生源、ギアの状態、電源が切れる条件まで見なければ原因は決まりません。何度も格納ボタンを押して試すと、残っているギアやモーターへさらに負担をかけるため、いったん操作をやめましょう。

格納しないが音は出る場合

「ウィーン」という空回り音や「ガガガッ」という連続音が出て、ミラーが途中で止まる、手で支えると動く、といった症状もギア不良が疑われます。ただ、異物のかみ込み、内部軸のずれ、ミラーを支える部分の破損でも似た音が出ます。音だけでギアと決めつけるのは早いかもしれません。

格納と展開の片方だけできない、左右で速さが極端に違う、途中で引っかかるといった変化は、完全に動かなくなる前触れのことがあります。症状を短く撮影しておくと、修理時の説明に役立ちますよ。

運転席側ドアミラーの異音をスマホで記録する黒いワゴンR MH23Sの所有者

運転席側ドアミラーの異音をスマホで記録する黒いワゴンR MH23Sの所有者

音も動きもない場合

片側だけ無音なら、格納モーターの断線、ミラー内部の配線、ドア内コネクターの接触不良が候補です。鏡面の上下左右調節、ミラー内蔵ウインカー、ヒーターなどが装備されている車では、どの機能まで止まっているかも確認してください。共通する電源なのか、格納機能だけの不具合なのかを判断する材料になります。

左右とも無音なら、ヒューズ、格納スイッチ、電源、後付け自動格納装置も点検対象です。ヒューズ切れは配線の短絡や過負荷の結果かもしれないため、交換だけで済ませず原因を確認してください。

自動格納だけ動かない場合

ドアロックに連動する自動格納だけが動かず、運転席の格納スイッチでは正常に開閉できるなら、ギアや格納モーターは動作できています。この場合は、自動格納機能の設定、携帯リモコン、ドアロック信号、後付け装置の配線などを確認する流れです。

車内スイッチでも動かなければ、設定変更だけで直る可能性は下がります。自動格納は施錠などで動く機能、電動格納はスイッチで動かす機能。この違いが切り分けの基本です。

ドアミラーが故障する原因

電動格納ミラーは、ギア、軸、配線、スイッチ、制御部品の組み合わせです。異なる故障でも症状はよく似ています。

樹脂ギアの割れや摩耗

ワゴンRでモーター音が止まらないとき、よく候補に挙がるのが内部の樹脂ギアです。開閉を重ねるうちにギアが割れると、モーターは回っていても力がミラーへ届きません。歯が欠けた部分で空回りすれば、カチカチ、ガリガリという音になる場合もあります。

スズキも一部のMH23SやMH34Sなどについて、電動格納を繰り返すことで内部の樹脂ギアが破損し、開閉できなくなる場合があると案内しています。つまり、ギア破損は単なる推測ではなく、メーカーが保証期間延長の理由として示した現象です。ただし、似た症状がすべて同じ原因とは限りません。

電動格納ドアミラー内部の割れた樹脂ギアを点検する整備士

電動格納ドアミラー内部の割れた樹脂ギアを点検する整備士

モーターと内部機構の不具合

ギアに異常がなくても、格納モーター自体の焼き付き、内部接点、回転軸、クラッチ部分などが故障することがあります。モーターが消耗すると、以前より動きが遅い、途中で止まる、気温によって動いたり動かなかったりする、といった症状が出る場合もあるでしょう。

純正では内部部品が単体供給されず、一式交換になる車両もあります。一方、社外品には電動格納ミラー用の補修ギアも流通していますが、分解して故障箇所を確認できることが前提です。

スイッチや配線の不具合

運転席の格納スイッチが摩耗して接触しない、ドアの開閉を繰り返す部分で配線が傷む、コネクターへ水分や汚れが入る、といった電気系統の問題もあります。後付けの自動格納ユニットが付いている場合は、純正回路へ追加された配線や接続部も点検対象です。

左右とも動かない、雨のあとだけ不調、ドアを動かすと症状が変わるなら、ギアを買う前に電圧や導通を見てもらいましょう。

凍結や外力による破損

雪や氷でミラーが固まっている状態で自動格納が働くと、内部機構へ想定以上の負担がかかります。洗車後の冷え込みや積雪がある日は、凍結を解いてから操作してください。開かないからと何度もスイッチを押すのは避けたほうが安心です。

駐車中に人や物が当たり、本来と異なる向きへ押された場合も破損につながります。スズキが2014年に公表した別の保証期間変更でも、こうした内部部品破損が扱われました。

電動格納の故障を経験したワゴンR MH23Sの運転席側ドアミラー

電動格納モーターが止まらなくなった経験があるワゴンR MH23Sの運転席側ドアミラー

故障直後に行う応急処置とは?

故障直後は、修理方法より先に連続作動を止め、後方を確認できる状態にすることが大切です。慌てて分解すると、別の部品やドア内装まで傷めることがあります。

連続作動を止めて安全を確保

まず格納スイッチを何度も押さず、安全な場所に停車してエンジンスイッチを切ります。施錠時に自動格納が作動する車は、ロック操作で再び音が出る可能性があるため注意してください。ミラーが閉じたままなら、取扱説明書の注意に従って通常位置へ戻せるか確認します。

手で開く場合も、勢いをつけたり、本来動かない方向へねじったりしないでください。すでにギアや軸が割れていれば、無理な操作でカバーや土台まで壊すことがあります。後方視界を確保できない、ミラー本体がぐらつく、配線が露出しているなら、自走せず販売店やロードサービスへ相談しましょう。

注意ポイント

音が止まらない状態を長時間放置しないでください。発熱、部品の消耗、バッテリーへの負担につながる可能性があります。煙、焦げたにおい、異常な熱がある場合は触らず、車から離れて専門業者へ連絡しましょう。

コネクターを外した私の体験

私のMH23Sで運転席側のモーターが止まらなくなったときは、応急処置としてドアパネルを外し、ドアミラーのモーター部分につながるコネクターを抜きました。これで連続音は止まり、その週末にスズキの販売店で修理してもらった記憶があります。10年以上前なので、残念ながら当時の金額までは覚えていません。

ヒロ
ヒロ
私の場合はコネクターを外してしのぎましたが、これは誰にでも勧める手順ではありません。ドア内には複数の配線があり、装備によって構造も変わります。どれを外すか自信がなければ、音が気になっても販売店や整備工場へ任せたほうがいいですよ。

ヒューズを抜くと同じ回路のほかの装備まで止まる場合があります。応急処置は修理ではなく、点検まで被害を広げないための一時対応です。

走行してよい状態の判断

通常位置で確実に固定でき、後方を十分確認できるなら、修理先まで移動できる場合があります。ただし、鏡面が定まらない、本体が風で動く、ウインカー部が割れているなら走行を控えましょう。

また、片側の鏡が見えるから大丈夫、と簡単には考えないでください。車線変更や左折、駐車では左右の確認が欠かせません。走れるかどうかは音の有無ではなく、後方視界と本体の固定状態で判断します。迷う状態なら、最終的な判断はスズキ販売店や整備士へ相談してください。

停車中にワゴンRの運転席側ドアミラーの固定状態と後方視界を確認する男性

停車中にワゴンRの運転席側ドアミラーの固定状態と後方視界を確認する男性

保証延長の対象を確認

ワゴンRのドアミラー故障を調べると「リコールで無料」と書かれた情報が見つかります。しかし、公式にはリコールではなく、保証期間延長として案内されたものがあります。言葉の違いと期限を確認しておきましょう。

リコールとの違い

リコールはメーカーが国土交通省へ届け出て対象車を改善する制度です。一方、保証期間延長は、特定の現象について保証の期間や走行距離を広げる対応。今回の公式案内は後者です。

2016年の案内では、電動格納を繰り返すことで内部の樹脂ギアが破損し、モーターの動力が伝わらず開閉できなくなる場合があると説明されています。従来の3年・6万kmまでから、10年・10万kmまでへ保証が延長されました(出典:スズキ「アウトリヤビューミラーの保証期間延長について」)。

MH23Sの対象範囲

MH23Sは、2014年の保証期間変更と2016年の保証期間延長に、それぞれ異なる車台番号・製作期間の範囲が掲載されています。2016年の案内には、MH23Sの一部とMH34Sの一部が記載されました。電動格納ミラー装着車であること、対象となる現象であることなど、条件も確認が必要です。

車台番号の範囲に入って見えても、必ず無償修理になるわけではありません。掲載範囲には対象外車が含まれる場合があり、原因が異なれば有償修理です。2026年時点ではMH23Sの多くが新車登録から10年を超え、延長後の期間も終了している可能性が高いでしょう。

ポイント

「MH23Sだから無料」「ギアが割れたからリコール」とは決められません。車台番号、初度検査年月、走行距離、故障原因、過去の修理履歴を販売店へ伝え、対象と費用を個別に確認してください。

車台番号で確認する方法

型式と車台番号は車検証で確認できます。MH23Sという型式だけでなく、「MH23S-」に続く数字まで必要です。初めて車検証を見る方は、ワゴンRの型式を調べる方法も参考にしてください。車台番号の全桁は、ブログやSNSへ公開しないようにしましょう。

スズキのリコール・改善対策・サービスキャンペーン対象車両検索と保証期間延長の案内を確認します。可否は販売店へ車台番号を伝えて照会してください。探し方は、ワゴンRの公式情報を調べる方法でも紹介しています。

 

 

ドアミラーの修理費用

修理費は、ギアだけを直せるか、ミラー一式を交換するかで大きく変わります。ここでは2026年9月時点で見られる修理事例をもとに、片側あたりの一般的な目安を示します。地域、型式、部品価格、塗装、工賃によって変わるため、実際の金額は見積もりで確認してください。

修理方法 片側の費用目安 主な注意点
点検・故障診断 0~5,500円程度 修理依頼で診断料が含まれる場合あり
社外ギアで補修 12,000~20,000円程度 対応しない工場や構造あり
中古ミラーへ交換 20,000~40,000円程度 色、端子数、装備、保証を確認
新品ミラー一式交換 35,000~60,000円程度 高機能ミラーや塗装で上がる場合あり

上記は一般的な目安で、左右同時交換の金額ではありません。ウインカー、ヒーター、カメラ、塗装の有無でも変わります。

ギア交換の費用

内部ギアだけが壊れており、分解修理を受ける工場が見つかれば、片側12,000~20,000円程度が一つの目安です。実際の整備事例では、社外ギアと工賃を合わせて1万円台になった例があります。ミラー一式交換より抑えられる可能性がある方法です。

純正ギアが単体設定されていなければ社外部品での修理です。モーター、軸、ケースにも問題があれば直らないため、追加費用と修理保証を聞いておきましょう。

ドアミラー交換の費用

ドアミラー一式、いわゆるASSY交換では、片側35,000~60,000円程度を見込むと考えやすいでしょう。MH23SやMH34Sの修理事例には4万円前後の例がある一方、部品や依頼先によって5万円以上になることも。新品の純正部品なら適合を確かめやすく、修理後の保証内容も確認しやすいのが利点です。

カバーを再利用できるか、塗装済み部品が出るかでも総額は変わります。土台、鏡面、ウインカーにも損傷がある場合は、車台番号と装備を伝えて見積もってもらいましょう。

新品と中古部品の違い

ワゴンRの新品・中古ドアミラーと補修ギアを比較する整備士と所有者

ワゴンRの新品・中古ドアミラーと補修ギアを比較する整備士と所有者

年式の古いワゴンRでは、中古の純正ドアミラー一式を使って費用を抑える方法があります。ただし、中古品は同じ年数を経ており、内部ギアの残り寿命は外観から分かりません。購入直後は動いても、後から同じ故障が出る可能性は残ります。

部品 向いているケース 確認したいこと
新品純正 適合と保証を優先したい 品番、塗装、納期
中古純正 古い車の費用を抑えたい 動作保証、年式、左右、色
社外ギア 故障箇所がギアと確定済み 歯数、軸径、材質、返品条件

通販で中古ミラーを選ぶときは、型式だけでなく、右か左か、ボディカラー、カプラー形状と端子数、ウインカー、ヒーター、カメラの有無を照合します。マツダAZ-ワゴンなどの部品が似て見えても、無条件で共通とはいえません。現車の純正品番を販売店で調べると間違いを減らせます。

修理と乗り換えの判断

修理が1万~5万円程度なら、すぐ乗り換えるほどではないと感じるでしょう。しかし、車検やほかの修理が近い古い車では、今後の合計額で考える必要があります。

修理見積もりと今後1年の整備予定を出し、あと何年乗るかを考えます。維持費はワゴンRの車検費用と維持費も参考にしてください。修理総額が車の価値に近いなら、不具合を伝えたうえで車の一括査定などにより現状の価値を確認できます。

修理後に使える年数と次の車の総費用まで比べてください。売却方法は、ワゴンRの買取相場と高く売るコツで解説しています。故障を隠して査定へ出すのは避けましょう。

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自分で交換する場合の注意点は?

ワゴンRドアミラー交換やギア交換を自分で行う情報は多く見つかります。ただ、部品さえ買えば誰でも同じように直せるわけではありません。作業範囲と失敗した場合の費用まで考えて決めましょう。

部品を買う前の適合確認

最初に車検証の型式、初度検査年月、車台番号を確認し、現車側では左右、端子数、コネクター形状、純正品番を見ます。さらに、電動角度調節、電動格納、リモート格納、ウインカー、ヒーター、カメラの有無も必要です。同じMH23Sでもグレードや製造時期で仕様が分かれます。

「MH23S対応」でも、歯数や軸径、モーターユニットのねじ形状が異なる商品があります。車種名だけで注文せず、照合方法、返品条件、作業説明書の有無を確認してください。

ギア交換が難しい理由

ギア交換では、ドア内張りとミラー本体を外したうえで、鏡面やカバーのツメを割らずに分解し、ばねが入った格納機構へ到達します。年数を経た樹脂部品は硬化しているため、少しこじっただけでツメが折れることも。元の配線経路や部品の向きを記録しながら進める必要があります。

金属ギアへ替えれば必ず長持ちするとも言い切れません。組み付け、潤滑、防水が適切でなければ別の不具合につながります。DIYではミラー一式を買い直す場合まで想定しましょう。

ヒロ
ヒロ
小さなギアの交換に見えても、実際は壊れやすいツメやばねを扱います。私なら今は、まず見積もりを取り、分解修理に対応する工場があるか聞きます。部品を先に買って持ち込むと、適合しなくても工場側では責任を持てないことがありますからね。

丸ごと交換の注意点

ドアミラー一式の交換は、内部ギア交換より工程が分かりやすく見えます。それでも、内張りのクリップ、ドア内配線、固定ナットの落下、締め付け不足には注意が必要です。ミラーの土台が浮けば雨水や風切り音の原因になり、走行中に緩めば安全にも関わります。

交換後は格納だけでなく、鏡面調節、ウインカー、ヒーター、カメラ、自動格納を一つずつ確認します。鏡面角度は運転姿勢に合わせて調整し、後方視界を確かめてから走行してください。作業に不安があれば、部品を注文する前に整備士へ相談するのが結局いちばん無駄を減らせます。

自動格納の設定を確認

「ワゴンRのドアミラー自動格納設定を戻せば直るかも」と考える方もいるでしょう。設定を確認する価値はありますが、全型式・全グレードに同じ機能や操作方法があるわけではありません。

自動格納の有無を見分ける

まず、車内の格納スイッチでミラーを開閉できることと、施錠時に自動で格納することは別機能です。

MH23Sでは電動格納ミラー装着車がある一方、施錠連動のリモート格納は一部の特別仕様車に採用され、販売店用品として追加された例もあります。後付けの社外ユニットが付いている中古車もあるでしょう。

現行ワゴンRでも、リモート格納の有無はグレードや装備によって異なります。取扱説明書、アクセサリーの取扱書、購入時の注文書を確認してください。車内に格納スイッチがあるだけでは、自動格納機能まで付いている証明になりません。

設定だけで直るケース

車内スイッチでは左右とも正常に動き、ドアロック時だけ格納しないなら、設定が解除されている可能性があります。携帯リモコンの電池が消耗している、後付けユニットの電源が外れている、整備でバッテリーを外したあとに状態が変わった、といった場合も確認対象です。

設定手順は型式、グレード、年式、純正・社外で変わります。ネット上の操作回数を別の車へ流用せず、該当車の説明書を確認してください。見つからなければ販売店へ車台番号を伝えましょう。

故障と設定を切り分ける

切り分けは簡単です。まず車内の格納スイッチを一度だけ操作します。正常に動けば、自動格納設定やロック信号側を調べます。片側だけ動かない、異音がする、途中で止まるなら、設定よりミラー本体側の故障が疑われます。左右とも無音なら、スイッチや電源も含めて点検します。

自動格納を一時的に切ることは、凍結時の負担を避ける対策になる場合があります。しかし、すでにギアが割れてモーターが空回りしている状態は、設定変更だけでは直りません。設定確認と修理は別の話として考え、異音が出ているなら点検を優先してください。

修理先と見積もりの取り方は?

ドアミラー修理は、依頼先によって交換方法や使える部品が異なります。金額だけでなく、故障診断、部品の適合、修理後の保証を含めて比べることが大切です。

スズキ販売店へ相談する

スズキ販売店の利点は、車台番号から純正品番、保証延長の対象、過去の対策履歴を確認しやすいことです。新品一式交換の提案になれば費用は上がるかもしれませんが、適合違いを避けやすく、ほかの電気系統も含めて診断を頼めます。

予約時には「運転席側」「モーター音が連続する」「車内スイッチでも動かない」など、分かる範囲で具体的に伝えます。車検証、症状を撮った動画、発生時期、雨や凍結との関係も用意しましょう。保証期間を過ぎていると思っても、部品を買う前に対象確認だけはしておく価値があります。

整備工場へ依頼する

地域の整備工場では、社外ギアによる分解修理や中古部品の手配に対応してもらえる場合があります。純正新品一式より費用を抑えられる可能性がある一方、すべての工場がミラー内部の修理を受けるわけではありません。電話で「ギア単体の交換に対応できるか」「持ち込み部品は可能か」を先に聞くと話が早いです。

中古部品では、送料、交換工賃、初期不良時の再工賃まで確認してください。部品の動作保証があっても、再交換の工賃は別扱いになることがあります。

見積書で確認したい項目

見積書では、診断料、部品名と品番、新品・中古・社外の区分、塗装費、脱着工賃、追加部品、消費税を確認します。ギア修理なら、ギア以外が壊れていた場合の追加費用も聞いてください。ミラー一式交換なら、カバーや鏡面を再利用するのかも重要です。

できれば「ギア補修」「中古一式」「新品一式」のうち可能な方法を並べてもらうと判断しやすくなります。ただし、最安案が最適とは限りません。車の使用予定、修理保証、部品の状態を含めて選びましょう。金額や安全に関する最終的な判断は、実車を確認した専門家へ相談してください。

メモ

見積もり前に部品を購入すると、適合違い、持ち込み不可、工賃加算が分かってから困ることがあります。まず診断と見積もり、そのあとに部品選び。この順番なら余計な出費を避けやすいですよ。

ドアミラーのよくある質問(FAQ)

最後に、ドアミラーの連続作動、修理費、自動格納、保証延長について、特に迷いやすい点へ短く回答します。

Q. ワゴンRのドアミラーモーターが止まらないまま走れますか?

A. 連続作動を放置したままの走行は勧めません。安全な場所で電源を切り、ミラーを通常位置で固定できるか、後方視界を確保できるか確認してください。音が止まらない、本体がぐらつく、焦げたにおいがする場合は自走せず、販売店やロードサービスへ相談しましょう。

Q. ワゴンRのドアミラーギア交換費用はいくらですか?

A. 片側12,000~20,000円程度が一般的な目安です。ただし、社外ギアを使う分解修理に対応しない工場もあり、モーターやケースまで壊れていれば一式交換になります。部品を買う前に故障診断と見積もりを依頼してください。

Q. ワゴンRのドアミラー交換はいくらかかりますか?

A. 片側の目安は、中古ミラーへの交換で20,000~40,000円程度、新品一式で35,000~60,000円程度です。型式、ウインカーやヒーターの有無、塗装、工賃で変わります。正確な金額は車台番号を伝えて確認しましょう。

Q. 自動格納の設定を変えれば異音は直りますか?

A. 車内スイッチで正常に動き、施錠時だけ動かない場合は設定確認が役立つことがあります。しかし、モーターが空回りする、ガリガリ音がする、片側だけ動かない場合は、設定より内部故障が疑われます。設定手順は型式や装備ごとの取扱説明書で確認してください。

Q. MH23Sのドアミラー故障はリコールで無料になりますか?

A. 公式の案内は主にリコールではなく保証期間延長です。一部車両は対象でしたが、車台番号、故障原因、新車登録からの年数、走行距離などの条件があります。2026年時点では延長期間を過ぎている可能性が高いため、無料と決めつけずスズキ販売店へ確認してください。

ワゴンRのドアミラー故障まとめ

ワゴンRのドアミラーからモーター音が鳴り続けても、原因はモーター本体だけではありません。内部ギアが割れて空回りしている場合もあれば、スイッチ、配線、自動格納の設定が関係することもあります。症状を一つずつ見れば、交換する前に調べるべき場所が見えてきます。

この記事のまとめ

  • モーター音とミラーの動きを確認する
  • 連続作動中は格納操作を繰り返さない
  • 後方視界とミラーの固定状態を優先する
  • 保証延長は車台番号と期限を確認する
  • 設定手順は型式ごとの取扱説明書を見る
  • 部品購入前に診断と見積もりを取る

私のMH23Sではコネクターを外して週末までしのぎましたが、あの止まらない音を聞いた瞬間の焦りは今でも覚えています。だからこそ、同じ症状が出たら「とりあえずギアを買おう」と急がず、まず安全を確保して原因を見てもらってください。

ドアミラーは小さな部品に見えて、後方を確認するための大切な装備です。きちんと直して、また安心してワゴンRに乗れる状態へ戻しましょう。この記事が、あなたの次の一歩を決める助けになればうれしいです。

  • この記事を書いた人

ヒロ

はじめまして。ワゴンRラボ管理人のヒロです。
車にものすごく詳しいわけではありません。 むしろ、分からないことがあると心配になり、納得できるまでつい調べてしまう、ごく普通のワゴンR乗りです(笑)。
せっかく調べたことなら、同じように困っている方にも分かりやすく伝えたい。 そんな思いで、このワゴンRラボを運営しています。
難しい話はできるだけやさしく、迷ったときには次の一歩が見えるように。 少し慎重で調べもの好きな私が、どんな思いでこのサイトを始めたのか。

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